幻視 / Genshi 柴岡 秀和 / Hidekazu Shibaoka publisher 石崎知行/published: reve/監集　花田紀凱/ハードカバー/size:268*318*24 /約100ページ 「幻視」は後年市販版も発売されましたが、出品物はそれに先立つ私家本。500部限定初版第一刷。27×32センチの大判ハードカバー豪華布装、箱付き金押しという豪華な仕様。 ※本作品の状態 本作品とは別に市販本を所有していたため、こちらの豪華仕様本は開いたことが有りませんでした。当家ではタバコは吸いませんし、ペットも飼ったこと有りません。 ※新品時の状態が保たれていますが、為書が有りますので氏名部分は黒塗りしてお送りします。 【作家および本書の概要】 1979年に大阪芸術大学写真学科に入学し、森山大道らも師事した戦後日本を代表する写真家の一人である井上青龍に師事し、井上ゼミを卒業。その後は、コマーシャルの名門・日本デザインセンターの写真部に所属した後、数年後よりフリーランスとして活動。そして、こちらが96年に刊行されたファーストブックで、当時話題となった異色作。芥川龍之介、太宰治、夏目漱石、島崎藤村、永井荷風、樋口一葉。。そんな文士の名と肖像が連なりますが、こちらは柴岡が労力をかけて創り出した「虚構」。「真」を「写」す「カメラ」を使って、過去の世界に入り込み、幻視的世界を生み出しました。「肖像写真のリアリズムとファッション写真の演劇性を巧みに融合させた柴岡ワールド」（飯沢耕太郎）。モデルには山口小夜子・戸川純・筑紫哲也ら。