「推手」 Pushing Hands 「ウェディング・バンケット」「恋人たちの食卓」とあわせて“父親3部作”といわれるアン・リー監督の記念すべきデビュー作。カルチャーギャップに戸惑いながらも、“アジアとアメリカ”、“父と子”という異なる価値観が調和を見いだしていく優しき人間ドラマ。 「ウェディング・バンケット」 喜宴 The Wedding Banquet 主人公たちの奇妙な三角関係のなかに、中国の伝統的な考え方とゲイ、国籍問題、親子の絆などを見事に表現した斬新なタッチの人間ドラマ。 「恋人たちの食卓」 飲食男女 Eat Drink Man Woman 現代の台湾・台北を舞台に、三姉妹が繰り広げる三者三様の恋愛模様と、台湾5つ星ホテルのシェフである、彼女たちの父親が作り上げる料理の数々が織りなすホームドラマ。人間の根源的な欲求である“食欲”と“性欲”を通して、彼女たちの初恋や不倫、セックスに妊娠、結婚、父と娘、家族や人間関係、そして“人生”を描きあげた意欲作。 「ブロークバック・マウンテン」 Brokeback Mountain 2人のカウボーイの20年にわたる愛を描いた作品。ワイオミングの農牧場に季節労働者として雇われ、運命的な出逢いを果たした2人の青年。彼らは山でキャンプをしながら羊の放牧の管理を任される。対照的な2人は次第に親密になっていく。そしていつしか2人の思いは、彼ら自身気づかぬうちに、友情を超えたものへと変わっていく。 ・アン・リー監督特別インタビュー収録「父親三部作」を語る ・特典ディスク メイキング ／ カウボーイの訓練 ／ 監督アン・リー ／ 脚本から映画へ ／ 監督来日記者会見 ／ 監督来日インタビュー アン・リー（李安、Ang Lee）　 1954年10月23日。台湾出身。台湾芸術学校卒業後、渡米して大学で演劇や映画製作を学ぶ。米国を拠点に91年に長編映画デビューし、2000年の「グリーン・デスティニー」が米アカデミー賞外国語映画賞に輝く。「ブロークバック・マウンテン」（05年）と「ライフ・オブ・パイ／トラと漂流した227日」（12年）で同監督賞を受賞し、ベルリン、ベネチアなどの国際映画祭で最高賞を得ている。第35回高松宮殿下記念世界文化賞 演劇・映像部門受賞。 THE MATERPIECES OF ANG LEE